
毎年秋の恒例、松本クラフトピクニックに行ってきました。
このイベントは実演販売や、製作体験をさせてくれるクラフトマンたちが集まるというもの。
今年は約100のクラフトマンが集まりました。
会場はあがたの森公園。
かつて高校だった建物や、広い芝生広場があり、市民文化の発信地や、憩いの場として愛されている公園です。
その芝生広場を1周する園路に沿って、クラフトマンたちのテントが並んでいます。
芝生広場は開放されているので、まさにピクニック気分です。

今回、「ややっ」と思ったのは写真のピザ屋さん。
里山保全・再生団体にピザ窯キットを贈呈しているNPOの代表としては見逃せません。
耐火レンガを鉄の枠で囲んだ、過般式ピザ窯のようです。
ちょっと小さくて、しかも1室式なので、ピザを焼くスペースはごくわずか。
手のひら大ほどのピザが精一杯のようでした。
会場に3時間ほど滞在した後、山間部の入口にあるワイナリー経由で、美鈴湖という小さな湖へ。
紅葉にはまだ早かったものの、ノルディックウオーキングに最適な環境を見つけました。
この日の宿は定宿にしている女鳥羽川沿いのホテル。
家族3人で泊まると、民宿でも2万円をオーバーするけれど、ここは夕食なし朝食ありで13000円程度。
なので、いつも夜は松本の町をぶらぶら歩いて、ご当地グルメを楽しむようにしています。
と言っても、馬刺し好きの娘のリクエストで、いつも馬肉料理屋になっちゃうんですが。

娘が持っているのが三河屋という馬肉専門店の馬刺し。
こんなにでかいのが10枚ほど皿に載り、ご飯、味噌汁、漬け物が付いて1995円なり。
店を出て10分ぐらいたってからも、娘が口を動かしているので、「何を食べてる?」と聞いたら、馬刺しの最後の一切れを大事にかみ続けているとの答えが。
どれだけ馬刺しが好きなんだ。しかも小学4年なのに…

さて、翌日です。松本市内は平年よりも紅葉が遅いようだったけれど、ピーナスラインに向けて登っていくうちに山々が色づいてきました。
圧巻は扉峠(標高約1650m)付近の谷。まさに紅葉のピークでした。
秋をどころか枯野に近い風景もひろがるビーナスラインを快調に走り、次に向かったのは奥蓼科の御射鹿池です。
東山魁夷画伯が描いた「緑響く」という絵のモデルにもなった場所として、一部の人には知られています。

鏡のようにまわりの景色を映すこの池、実は農業用のため池なのです。
水を温めて下流に流すために、昭和8年につくられたそうです。
以前は知る人ぞ知るような隠れた名所だったのですが、この日は入れ替わり立ち替わり、多くの人が立ち寄ってはシャッターを押していました。
「紅葉もたっぷり楽しんだことだし、次はアカデミックな時間を」と考えて選んだのが、尖石縄文考古館。
小さな考古学博物館ですが、ここには国宝に指定されている「縄文のビーナス」が展示されているのです。
上野で開かれた「国宝 土偶展」以来の対面を果たし、次に向かったのは、茅野市神長官守矢史料館。

ここは考古館よりも、もっとマニアックな場所です。
建築ファンの間では、建築史家の藤森照信さんが設計した建物として知られているものの、それ以外に訪れるのは、地元の人か、諏訪大社ファンぐらいではないでしょうか。
ちなみに神長官とは、諏訪大社上社の神事を取り仕切る役職のこと。
その役職を担ってきた守矢家の資料を展示しているのが、この史料館なのです。
僕は大の藤森照信ファンにして、神秘的なもの好き。
なので、いつかは訪れたい場所の一つでした。
館内には「御頭祭」という奇祭の様子が再現されています。
ちょっとグロテスクな展示だけれど、パワースポット感がムンムン。
そのおかげか、帰り道は高速を使わず、約4時間走り続けることが出来ました。
ま、走り出したら止まらないのはいつものことだけれど…
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