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July 15, 2008

林業再生にかける岩手県住田町

Sumida
6月末取材と、ちょっと古い話ですがおつきあいのほどを(6月30日の記事と一部重複します)。

ここは岩手県の南部、住田町です。住田町は町の面積のうち90%を森林が占める典型的な山林です。かつては林業が町の財政基盤を支え、「税金がいらない」時代もあったそうです。

いま、この住田町では、「森林・林業林日本一」を目指して、林業の再生に取り組んでいます。その象徴となるのが、製材工場や集成材工場、住宅部材などの加工工場が集まっている木材加工団地です。山から切り出した材木を加工団地に運び込めば、住宅部材に加工して出荷することができるというすごい施設なのです。

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しかも、徹底してゼロエミッションに努めています。端材などは木屑焚きボイラーで燃やされ、各工場での暖房や、集成材工場での材の乾燥に利用されています。ボイラーから発生する蒸気もバイオマス発電所で活用され、工場で使われる電力の一部をまかなっています。しかも、発電所の排熱(温水)でさえもイチゴなどのハウス栽培に活用しているとのことでした。加えて加工工場で発生したおがくずからは、ペレットを生産していました。

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このような施設も、需要があってこそ成り立ちます。住田町の場合、高気密・高断熱、高耐久、正直な価格などをウリとした、仙台のすごいハウスメーカーが構造部材などの製造を委託しています。このメーカーもすごい会社でした。宿泊可能で、台風も体験できるモデルハウスを持っているほか、真夏や真冬の環境が体験できるショールームもあります。しかも、家を倒したり、大震災並みの震度を体験させた後に再築したりと、すごいことをやってのけているのです。「正直にもほどがある」という感じでした。その高性能ぶりを体感し、約10年前に外材+在来工法で家を建ててしまったことを後悔したほどでした。

こうしたすごい工法を持つハウスメーカーと関係を築いているので、住田町の林業には明るい前途が開けています。よく「地元の木で家をつくる」とか、「川上と川下を結ぶ家造り」といった言葉を耳にします。でも、その大半はうまくいっていません。住田町には、それがうまくいくためのヒントがあふれていると思いました。

三陸の小さな町の取り組みを、これからも追いかけていきたいと思います。

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Comments

これぞ循環型社会の鏡ですね。リサイクルの徹底ぶりに敬服します。
どこの企業もこういった姿勢を見習えたら最高ですね。
自然を守る、人を守る、結果地球を守る。素晴らしいなと思います。
家庭でも・・・うーん、生ゴミを肥料化したり緑を植えたり
そういうことから始めれば意識が変わるのかなと思いました。
ガス、電気のCo2排出は抑えられないけど・・・
とりあえず、日中は図書館に出掛けようかな(笑)

Posted by: chop | July 16, 2008 at 10:57 AM

chopさん

住田町は林業で生きていくしかないような町なんですが、林業は斜陽産業ではなく、徹底すれば成功する事例になっていくと思っています。


でも、家庭の場合は徹底すると疲れちゃうから、まず、気軽にできることからやるのが、長続きの秘訣だと思います。
僕もガソリン高騰以来、安全運転モードになりました。
燃費が伸びて事故率も低くなるなど、二重にお得です。

Posted by: いわびん | July 18, 2008 at 06:59 AM

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