Main | February 2013 »

January 30, 2013

移住の決算

Img_1755
アルプスの山々に抱かれた、自然豊かな地。それでいて文化の香りも高い地に憧れたことが、移住のきっかけでした。

過去記事でも書いた通り、東日本大震災によって、移住時期を早めたのですが、やはりお金がかかりました。もう移住はしないと思うけれど、記録代わりに書き留めておきます。

かかった大まかな費用

移住先アパート探しの費用 約4万円(家族3人、1泊2日で車移動)
粗大ごみの処分費 約1万円(住んでいた町の清掃センター持ち込み)
敷金、礼金等 22万円(ウチは3DKなのに、管理費・駐車場込みで家賃は5万円以下です。)
引越料金 35万円(戸建てからの引越で、かつ仕事場も兼ねていたため荷物が多く、10トン車出動となりました。また、引越業者の繁忙期だったので、高くつきました。)
買い換え家電 6万円(2槽式洗濯機が収まらなかったので買い換えたほか、ガスコンロも購入)
買い換え家具 3万円(でかい家具を処分してきたけれど、やはり足りなかったので)
引越時の宿泊 2万円(約280kmの移動で1泊2日の工程だったので)

大まかにはこんなところでしょう。合計で約73万円です。

蓄えの大半を使ってしまい、ほぼリセットしての新生活スタートとなりました。

移住に伴い、光熱費などが若干、変わることがありますが、電気、プロパンガス、水道などは、以前の町とほぼ同じ水準でした。

驚いたのは暖房費です。アパートの蓄熱・断熱性能が良く、温暖地から寒冷地に移住してきたのに、以前の半額にまで削減できました。

と、まぁ、こんな感じです。

お金はかかったけれど、移住して良かったと思っています。

そう思う理由は、このブログを通じて綴っていきたいと思います。

January 29, 2013

身近すぎる国宝

Img_1735

大町にある仁科神明宮に行ってきました。

ここは国宝のある神社です。本殿、釣屋、中門などが、日本古来の「神明宮」の様式を正確に伝えていることから、国宝に指定されているのだそうです。

まだ雪の残る境内を歩き、本殿へ。国宝と言うにはあまりにも簡素な建物でした。最初は門からお参りしたのですが、良く見ると拝殿の横に入口があります。くぐってみると、簡単に本殿前の拝殿にたどり着けてしまいました。

しかも、国宝の本殿自体も簡単に見られる場所にあります。「えっ、国宝、こんなに近くにあっていいの?」と思いましたが、逆に他の国宝の敷居が高すぎるのでしょう。

とても素晴らしいと思ったのが社叢林です。杉やヒノキの古木・巨木が、神社を包むように林立していました。人が少なく、荘厳さもたっぷりなので、お賽銭を奮発し、いろいろなことをお願いしてきました。


January 22, 2013

山に抱かれて

Img_1635
21日、松本市郊外で撮影した屋敷林のある家と常念岳。

望遠レンズの圧縮効果という裏技を使っているので、誇張された景色です。

でも、山々に抱かれている安心感がたっぷりある街です。

January 18, 2013

水鳥の楽園

Img_1495
松本の我が家から安曇野の入口までは約5kmほど。とても恵まれた環境です。「御宝田遊水池」という水鳥の楽園があることも知り、秋~冬は、近くを通ると立ち寄るようになりました。

水鳥は見飽きることがありません。飛行するハクチョウ、羽ばたくカモなど、シャッターチャンスにも恵まれています。先日は下のようなカットも撮影できました。

Img_1490

飛んできたハクチョウたちを連射で写したのですが、偶然にも飛行中、着水準備中、着水寸前の3羽が、1カットに収まりました。

また、山を背景に気持ちよさそうに飛ぶハクチョウの姿も。
自然が近くにあることのありがたさを、日々、感じています。

Img_1514


原爆ドーム前で考えたこと

Img_1158
先日、広島に行ってきました。主宰するNPOでやっている「里山活用団体にピザ窯を贈る」プロジェクトの贈呈式です。ちょうど東京出張の後だったので、1日早く広島に入り、原爆ドームを見てきました。

川沿いの緑豊かな公園内に残された原爆ドーム。原爆の悲惨さを伝えるには、あまりにも平和的な光景でした。しかし、紛れもなくこの場所で多くの人が命を落としたのです。今でこそ静かな川面には死体が浮かび、地獄絵図が広がっていたのです。

Img_1216

想像力を働かせることで見えてくることがあります。僕は原爆ドームを福島の原発に見立てました。ドームが格納容器、崩れた壁が原子炉建屋です。偶然にも似た形の建物が、いまも丸腰の人が近づくと死に至るほどの放射線を発し続けています。

平和さを取り戻したかのような場所で、こんなふうに想像力が働いたのには理由があります。原爆ドームの周りを歩いているとき、ふいにスイッチを入れたままの線量計がアラートを発したのです。表示を見ると0.4μSv/hを超えていました。「まさか」と思い、一旦、スイッチを入れ直し、アラートが鳴った付近を再び歩いてみたのですが、異常な線量上昇は再現されませんでした。

単なる誤作動だったのか、汚染された何かとすれ違ったのか、定かではありません。しかし、アラートが鳴り続ける地域を訪問したことがたびたびあるので、旅行者気分が吹っ飛び、一気に現実に引き戻されました。

そして、「原子力は夢のエネルギーなどではなく、平和を破壊するものでしかない。平和ボケしている場合ではない」と、あらためて感じたのでした。

January 14, 2013

松本の冬

Dpp_0009
昨日撮影した松本城です。晴れればこんな具合にアルプスが横たわるのですが、山に雲がかかっていることが多く、なかなか松本城とアルプスのツーショットが拝めません。

一方、今日は雪が降っています。大雪警報が発令されていて、現在、20cmほどの積雪になっています。松本は1日中氷点下の日があるほどの寒冷地なのですが、積雪する日はあまりありません。とは言え、降り始めるとあっという間に積もります。

本格的に積もったのは、この冬では3度目。地元の人も驚くほど、雪が多い冬を迎えています。

January 07, 2013

美しいから厳しい

Img_1072

写真は朝日に染まった常念岳。モルゲンロートと呼ばれる光景です。

この風景は我が家から車で10分ほどのとろこにある、芥子坊主山の展望台から撮影しました。

松本市内には、城山公園やアルプス公園など、北アルプスの展望名所がいくつかあり、旅行中に訪れたこともあります。でも、この芥子坊主山は、移住してくるまで知りませんでした。

海抜約900mで、山頂の直下を舗装道路が通り抜けています。そのおかげで空が澄んでいる日や、夕日がきれいそうな日に、機材を車に放り込んで、すぐに出かけることができます。

撮影した1月6日の朝は氷点下10度ほどに冷え込んでいました。レンズを向けている北アルプスは美しく、おだやかに見えるのですが、多くの遭難事故が起きたばかりです。

美しいから厳しい。

ファインダーをのぞきながら、ふとそんな言葉が浮かんできました。

Main | February 2013 »