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March 27, 2013

力まない移住

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写真は昨夏、能登で撮影した里山風景です。

「移住」には「農山村の古民家で、持続可能な暮らしを」的なイメージがあります。移住前に僕が何回も読み返していた、ある雑誌の移住特集も、そのようなイメージでした。

でも、家族がどうしても同調しなかったんです。「小学校が近い方がいい、歩いて買い物に行けるところがいい、庭の雑草抜きで大変だったので、普通のアパートがいい・・・」

松本市郊外にある、大正時代の大きな古民家。家賃4.5万円なんて言う物件も見つけていたのですが、検討されるまでもなく却下されました。

移住先で、家族が不安や不満を抱えて、いさかいが絶えなくなってしまったら意味がありません。僕が出張で家を空けがちになることもあり、大幅に譲歩し、市街地に近くてそこそこ便利な住宅街でアパートを探すことになりました。

そして巡り会ったのが現在の住まいです。松本市中心部から約4km、住宅地と農地が混在するけれど、スーパーまで約150m、小学校まで約250m、大学附属病院まで約1km、温泉まで約1.5km、建物は築約18年の鉄骨鉄筋コンクリート造2階建て、家賃は共益費と駐車場込みで5万円以下という、なかなかの好条件でした。

MT免許持ちのくせに車を運転したがらない家内は、最寄りのバスが1時間に1本程度と少ないことに、当初こそ不満を持っていましたが、現在では「バスに合わせて行動すればいい」と考えてくれるようになりました。

もうすぐ移住してまる1年になります。結果的には絵に描いたような移住ではなく、まるっきり力まない移住になったものの、移住初心者としては正解だったと思います。

まずはこの町に慣れ、近くの自然ホットスポットや、スローな暮らしを楽しんでいる人の店などへと頻繁に出かけることで、家族が「より自然の懐に入っていきたい」と思いはじめるよう、洗脳する戦略に改めました。

でも、ファンシーショップの選択肢が以前の町よりもはるかに増え、町の中心部にパルコさえあるためか、娘の都心指向が高まってしまっています。これはちょっとした誤算でした。

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