November 30, 2018

蘇る馬耕

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社会活動でご縁のある団体が馬を飼っています。
ばんえい競馬で活躍していた「ヤマト」という馬です。
林業会社も関係しているので、
森から木材を運び出す馬搬や、ホースセラピーにも取り組みたいとのこと。


この間は馬耕デモンストレーション・体験会を開催するというので見てきました。


以前、ある雑誌の取材で調べたんですが、農具の歴史は弥生時代に鍬や鋤の原型から始まり、
牛、馬による耕耘を経てトラクターに変遷したそうです。馬が主役だったのは明治時代とのこと。
各地の郷土資料館では、馬耕用の犂がよく展示されていますが、それだけ身近だったんでしょうね。


さて、デモンストレーションを見ての感想です。馬、思ったよりすごい。


馬はのんびり歩いているんですが、慣れない人はまるで引っ張られるよう。
深く耕せるのが特長だったと言われているのもよく分かりました。


馬の飼育はかなりの手間と費用がかかる上に、そこそこ広い土地が必要です。
自動化を模索する段階に突入したトラクターに取って代わることはないと思うけれど、
持続可能性を伝承する教材として、残ってほしいと思いました。


何よりも馬と里山の景観的なマッチングが素敵。
そのような景色を創り出す人たちを、これからも応援したいと思っています。

May 21, 2017

家族レスパイトの普及を目指して

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ライフワークの一つが、重い病気や障がいを持つ子どもとご家族のレジャーを支援する活動です。この国には在宅介護をされている介護者(ほとんどが母親)に用事があるとき、子どもを預かってもらう「レスパイト」という制度はあるものの、家族レジャーをサポートする公的なしくみがありません。そのため家族レジャーをあきらめがちな現状があるのです。これでは介護者も病児も、そのきょうだい児もまったく救われません。

このことを知ったのが約7年前。里山的な土地を活用して、家族旅行の滞在拠点をつくるというプロジェクトと出会ったことでした。

里山の有効活用策になるし、自身も旅行好きでその効能を知っていたので、すぐにピンときました。また、愛する我が子が健康であり、手がそれほどかからないぶん、どんな状況でも我が子を愛する親御さんをサポートしたいと考え、活動に参加し始めました。

ところがこのプロジェクトは頓挫します。

信州に移住後、「何とか信州の環境を生かして同じようなことができないものか」と、考えていたところ、ある地域の地域興し団体が賛同してくれました。

2014年にスタートした活動は、信州で在宅訪問看護をされている看護師さんの目に止まります。そして「私たちがサポートしている患者さんも旅行に連れて行きたい」とのオファーが。

これがきっかけとなって、看護師、福祉関係者、在宅介護されているご家族、一般市民から成る任意団体が立ち上がりました。

この団体のすごいところは実行力です。2015年から今までに日帰りも含めて7回の「家族レスパイト」を実施しています。バスを仕立てて、伊豆や湘南に行ったこともありました。先日は麻痺がある子ども向けのマッサージ教室も開催しました。

この団体で現在、広報や企画、記録などを担当しています。信州発のこの取り組みが、日本中でスタンダードになることも願いながら、理解者の輪を広げていきたいと思っています。